Fashion Column
今月の着こなしテーマ
「着回しの勧め」
一つのアイテムをオケージョンを超えて着こなすテクニックは固定観念を振り払う自由な発想です!
ワンピースにパンツをプラスし
カジュアルなお出掛け着に!
【素材】ポリエステル65、レーヨン20、ウール15
パタンオーダーです。袖ぐりと長さの調整が可能です。ゆったりしていて着心地満点のワンピース。ジャンパードレスとしても着回しが効きます。光沢のあるジャカードです。
テントラインの
美しいワンピース
34,000円〜
モデル:太田ゆう子
フロントボタンのワンピースはコートドレス風に着ることもできます。
【素材】綿60、レーヨン40
背中にシャーリングが入っていてとても着心地の良いワンピースです。インナーをシンプルにまとめコート風にコーディネートできる便利なアイテムです。
グリーンフロントボタンのワンピースドレス
M〜Lサイズ 7,600円
モデル:太田ゆう子
高齢者の服選びのポイント
年をとると誰でも、自分の思い通りに体が動かせなくなってしまいます。
これは仕方のない事です。
衣類も、それに応じて変化させていく必要があります。
こちらでは、高齢者の洋服を選ぶポイントについて介護する方の視点でまとめてみました。
Point1. 着やすい服
素材によって伸縮性や滑りやすさは変わり、着替えやすさにも繋がります。若い時のように腕を上に伸ばす事や後ろにまわす事が難しい場合は、袖に腕が引っ掛かって上手く抜けなくなる事もしばしあります。ズボンも同様で足首が曲げづらく脱着が大変と言う高齢者も多いです。
素材に伸縮性があれば、体を動かせる範囲にまで衣類を持っていく事ができますし、滑りが良ければ腕や足の引っ掛かりも軽減する事ができます。できるだけ自身で着替えをする事で、リハビリ効果もありますので、「着替えさせやすい」だけではなく「着替えやすい」という事を意識して選ぶ事をおすすめします。
Point3. 体型変化に合った服
体型変化に合わせサイズや丈のバランスを変化させるのがポイントです。近年は、スタイルをすっきり見せる高齢者向きのデザインも増えています。腰が曲がって背中が気になる方には、前後の未頃丈が違うトップスやボトムスも開発されています。
トレンドのチュニックはすっぽり体型カバーしてくれる優れものです。その時々の体型を考慮して服選びをすることは、重要な健康チェックにも繋がります。サイズ選びでは、ジャストサイズ大きめがおすすめです。
Point2. 体温調整のしやすい服
高齢者は、脂肪も少なく若い人よりも寒さを感じやすいので、保湿性の高い洋服を選ぶのがポイントです。しかし、通気性が悪いと汗をかいてしまい風邪を引く事もあるので、汗を吸収しやすい素材を選びましょう。薄い上着を重ねる事で、体温調節をする事もできます。
材質は、一般的に綿100%が吸水性に富んでいますが最近ではポリエステルやレーヨン、ナイロンでも吸水性に富み速乾性が高い機能性素材が出ています。
Point4. おしゃれも忘れずに
高齢者でも、外出する時にはおしゃれをしたいと願っています。「高齢者ならこんな服が好きだろう」、「着替えやすさ重視」と決めつけるのではなく、身につける方の希望に添ったデザインを選んであげたいところ。
自分の気に入った洋服なら、着替える時の煩わしさも気にならない方もいらっしゃいます。いくつになっても、おしゃれしたいという気持ちを尊重してみてはいかがでしょうか。着替えは、リハビリになるだけではなく、生活のメリハリをつける意味合いもあります。素敵な洋服があれば、外出も楽しくなり、生活も明るくなりますよ。
あえて、明るく素敵な色柄やデザインに挑戦するのもおすすめです。